シワ
Ⅰ:シワの種類
シワには、
- 加齢によるシワ
- 表情シワ
の2種類あります。
加齢によるシワは、皮膚をよく観察するとこまかい三角形や菱形をしています。
これに対し、表情シワは、筋肉の運動方向に直角に生じます。具体的には、額、眉間、目尻、法令線(鼻唇溝)のシワが該当します。
したがって、上記の【1】と【2】が混在していることがわかります。
Ⅱ-1:筋収縮運動性→表情筋の運動方向に直交してできる
表情筋
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筋膜がない⇒筋肉の運動が、そのまま皮膚に伝わる。
笑ったり、怒ったりする顔の表情が、筋膜がないので皮膚に直接に表情筋の動きが伝わる。
表情筋の動きを止める薬物(BOTOX注射)を、顔の多くの部位に注射すると無表情の顔になるので、ほどほどがよい。 骨格筋
- 筋膜があるので皮膚は動かない。
Ⅱ-2:加齢性→コラーゲン・エラスチンの損傷
紫外線の影響
- 日焼け・タンニング( UVA )コラーゲンが損傷し、シワが増える
コラーゲンは、自身の繊維芽細胞からのコラーゲンでないと意味がない。クリーム等に混ぜて塗布しても役に立たない。
Ⅲ:シワの治療
- 額、眉間、目尻のシワ
- 法令線(鼻唇溝)のシワ
- 顔全体のシワ
顔のシワ治療は、上記の3つに分けて考えることがよいようです。
注意すべきは「法令線(鼻唇溝)のシワ」治療です。
注意すべき施術とは
- 眼科領域のレーシック手術
- シリコンインプラントによる豊胸手術・・・悪性リンパ腫を合併する。
とくに困るのが乳癌術後の再建術に使用できにくい。 - 顔面のシワ等へのヒアルロン酸注入・・・失明
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鼻唇溝(法令線)へのヒアルロン酸注入
2014 韓国: 44人が失明
すべての薬剤注入治療は、安全で、確実に効果のある方法を選択すべきです。