ヒシダブログ
学・知・治
23/09/26
二科展2023に行ってきました!!
同窓生の石垣医学博士が、二科展に作品を毎年応募しました。
- 第107回二科展
- 風車のある風景Ⅱ
16/09/16
究極のスキンケア(集学的複合治療)
シミ・シワ・ホクロが消えてノーメイクになれる治療法を2016年4月15日の学会で発表し、絶賛された方法がオールインワンコースです。
また、計画的に集学的複合治療を繰り返すことで、治療期間1~2年で好結果が得られています。
治療期間3年以上でノーメイクの症例が多く、極めて満足度が高くなっています。
- 北アルプスの初秋:クツワムシ
- 北アルプスの初秋:存在感のある野草
- 北アルプスの初秋:赤い実が何かを語りかけている
10/02/26
旧ブログと新ブログとの間
新ブログを開始する前に旧ブログをしばらくの間、休止していました。今回は、その当時のトピックの
一つをとりあげました。
そろそろ時効かと思いますので、今回はちょっとビックリな話題です。
全国展開しているあるエステに非常に高額料金を支払い、顔のスキンケアをされた70代の患者様が
何も効果がなかったので、かかりつけ医の某医師から紹介されて当院でシミ・シワのスキンケア治療を行いました。
その結果とても70代とは思えない状態となり、エステの全国大会の地区予選でチャンピオンを獲得
しました。引き続き全国大会に進み、30名中20代が5人いたそうですが、見事に準グランプリを受賞しました。
現在、この患者様の御近所から65歳、68歳、75歳の患者様が通院されていますが、皆様そろってどこでも
年齢不詳といわれているそうです。とにかく毎日が楽しいと口をそろえておっしゃっています。
- 銀座の街角の花
09/11/27
睫毛が伸びて美人顔強化―ジャックと豆の木?
顔全体のシミ、シワ、ホクロをなどをまとめて解決するオールインワン複合治療で美白肌を手に入れた患者様の二人目です。
この患者様の睫毛は、もともと人一倍長くLatisseは必要ではないと思えたので、どうして睫毛育毛薬Latisse(ラティース)を使用されたのかをお尋ねしました。
睫毛が長くても細いことにより印象が弱いので、黒く、太く、長く、したかったそうです。
このLatisseを使用すると睫毛がグングン伸びて、使用後3ヵ月では「ジャックと豆の木」状態になっているのがわかります。
エクステンションやマスカラと異なり、仕上がりが自然で、しかも目を擦ったり、洗顔が気にしないでできる、うつぶせに寝ることができる、などの利点があります。
- ラティース治療前
- ラティース治療後3ヵ月 現在継続使用中
09/10/30
睫毛が伸びて美人顔強化
顔全体のシミ、シワ、ホクロをなどをまとめて解決するオールインワン複合治療で美白肌を手に入れた患者様です。
さらに、いま流行の睫毛育毛薬Latisse(ラティース)で美人顔も強化されています。このLatisseを就寝前に使用すると睫毛がグングン伸びて、「一体全体どこまで伸びるんだろう」との声を聞くようになり、「ジャックと豆の木」状態になります。ちなみにHALは販売個数日本一の実績を持っています。
HALのシミ複合治療では、内服薬と3種類の外用薬の他にイオン導入と4種類のレーザーを使い分けたスキンケアを併せて行い、1回に1時間半近くかけて丁寧に治療します。この『オールインワン複合治療』は多くの患者様から好評を得ています。
- 43歳 治療前
- 治療後7ヵ月 現在継続治療中
- ラティース治療前
- ラティース治療後6ヵ月 現在継続使用中
07/02/05
シミ治療でシワが消える?!
当院のシミ治療でシワが消えるので患者様にかなり喜ばれています。
とくに2006年12月中旬よりシミ・ホクロ・シワ・ニキビすべてを期間限定でシミ複合治療コース(12回 6ヵ月)で総合美白治療を行っており、これが大好評です。
経過写真を患者様とともに検討すると、たしかにシミのみならずシワも消えています。
- 北アルプスの渓
05/11/16
扁平母斑の治療
最近、扁平母斑にルビーレーザーやアレキサンドライトレーザーやヤグレーザー照射を長期に受けていても治らない、さらにはフォトフェイシャルを照射されて仕上がりが悪くなり、逆に悩みが増えたという多くの患者様が来院されています。
このような患者様の中には3回で治ると言われ、その医師の言葉を信じ、高額な治療費を使っても消えずに、医師に対する不信感だけが残ったという患者様もおられます。
初めて治療を受けられる患者様だけでなく、過去に何らかのレーザー治療を受けて満足できない患者様も、今年の4月に学会発表した方法で治療すると、その仕上がりに非常に満足されています。
05/08/02
25歳以降とくに30歳以降の女性のシミは要注意
30歳以降の女性は例外なくホルモンのアンバランスによる『くすみシミ(肝斑)』ができます。シミといえば、この肝斑と紫外線による大小さまざまなシミとが混在しています。
やっかいなことに紫外線によるシミはレーザーやフォトフェイシャルで消えますが、肝斑は逆に黒くなるという相反する性質があります。このため治療して1ヵ月間はシミが消えたように見えても1ヵ月後にはシミが治らないか逆に濃くなり『レーザーでつくったシミ』になります。
体質的にシミ治療して簡単にきれいになる患者様もおられますが、中にはてこずるシミもあります。しかし工夫と時間をかけることできれいに消えます。
- 職人の町・銀座
05/05/30
色素性母斑(母斑細胞母斑)・扁平母斑・シミ
御自身で調べられた患者様や医師から紹介された患者様がアザやシミ治療のためにかなり遠方から当院に通院されています。
今年の4月の学会のテーマの一つは『レーザーの限界』でしたが、レーザーの限界でなくレーザーの限界の境界を拡大した画期的な治療法を開発しその成果を発表しました。この方法を行った患者様は、その違いに驚かれています。
またシミの治療で定期的に通院治療を重ねると3回目頃より次第に顔が明るくなり、御自身で自覚されるあるいは周囲の方々から『肌が白くなりツヤツヤしている』と言われるそうです。
- 日本形成外科科学会総会2005
05/02/26
アトピー性皮膚炎・花粉症
当院でシミ治療をしている患者様の中には長期にわたり花粉症で悩まれている方がいます。『今年はいかがですか?』と伺うと、『そういえば今年は意識しな
かったわ。』という声がかえってきます。当院でシミの治療をするとほとんどの方が花粉症に悩まなくなります。当然これには理由があります。
また、長年にわたりアトピー性皮膚炎で悩まれていた患者様も当院の患者様から依頼されて、当院がおすすめした治療法で『ステロイドや抗ヒスタミン薬を使用せずに落ち着いている』、といわれます。この患者様は1ヵ月で効果を自覚されています。
04/12/25
ホクロ
シミとホクロの治療に多くの患者様が来院されていますが、皆様の強いご要望は
『人前に出るので対人関係に支障のない治療』です。
ホクロ治療を例にとると、いままでのホクロ治療では平らなホクロをレーザー治療すると『ホクロはとれても陥凹する』か『陥凹させないようにすると色が残る』かの不満足な仕上がりになります。
ホクロ治療のポイントは『凹まさずに色をとる』ことが理想的な治療になります。
菱田院長が開発しアメリカの国際学会で発表した方法だと、やっかいな平らなホクロが局所麻酔の注射なしで『凹まさずに色をとる』ことができ、しかも治療直後からお化粧ができます。
- 隆起した4つの色素性母斑:治療前
- 隆起した4つの色素性母斑:治療後
04/11/15
扁平母斑
いままでに非常に多くの扁平母斑の患者様の治療を担当してまいりましたが、国の
定めるところのQ-スィッチルビーレーザー、アレキサンドライトレーザー、YAGレーザーでは上手く治らないことが知られています。そこで動物実験の結果を臨床治療に応用することで、治療成績の向上を計ってきました。
最近、さらに優れた機器が登場し、広範囲な扁平母斑が意外と簡単に上手く治療できるようになりました。この成果については、近いうちに学会発表予定です。
- 当院の患者様が撮影したイタリアの海岸
04/10/07
ニキビ
シミの治療をしてもうまくいかなかった患者様の駆け込み寺になっていますが、ニキビについても同様に駆け込み寺になっています。いろいろな観点からの治療方法が行われていますが、これらの治療を受けられても治らずに悩んで来院されます。
今回は、ありふれた疾患ではありますが、奥の深いニキビについての話題です。
【ニキビの形態観察と複合治療】
ニキビ(尋常性ざ瘡)の発疹の形態は、①非炎症性丘疹(毛穴のつまり)から始まり、②炎症性丘疹(赤くなる)、③膿疱(膿をもつ)、④滲出性膿疱(表皮が破れて膿がでる)、⑤炎症性瘢痕(赤いしこり)、⑥色素沈着(シミ)、⑦ざ瘡瘢痕(凹凸)のように経過します。これらの経過は、患者様ご自身の顔でよく理解されています。
当院では、①〜⑥までをニキビと考え、⑦はニキビ痕なので切り離した治療を行っています。
これらが混在するため単一の治療方法ではなく、それぞれに対応した複合治療が必要です。別な表現をすれば、6種類のニキビがあるので6種類を治す『複合治療』が必要になります。医師の処方した塗り薬や内服薬をただ単に用いるのではなく、6種類のニキビの何番のニキビを目的にしているかを理解することが重要です。
治療を担当した医師自身も何番のニキビを目的にしているのかを認識していないことが、患者様を悩ましているとは気付いてはいないのではないでしょうか?
当院でおすすめしている『複合治療』は、2004年4月に学会発表した治療方法です。
いろいろな治療を試された患者様からは、『一晩で違いがわかりますね。』との評価をいただいています。
04/09/11
シミ
<<シミについて>>
シミの治療をしてもうまくいかなかった、逆に濃くなってしまった、という患者様が多数来院されています。このため、今回はシミを話題にとりあげました。
<<シミの分類>>
textbook上は①肝斑、②雀卵斑、③光線性角化症(老人性色素斑)、④炎症性色素沈着症、に分類されます。その他にシミと勘違いしているアザがあります。
これには、①太田母斑、②両側性太田母斑様色素斑、③扁平母斑、があります。
通常、女性のシミといえば肝斑と紫外線による老人性色素斑が主なもので、これら両者が混在しています。
<<シミの治療、とくに25歳以降の女性のシミ治療>>
シミといえばレーザーあるいはフォトフェイシャルと答えが返ってくるほど知れ渡っていますが、大きな落とし穴があります。
25歳以前の女性のシミには、レーザーあるいはフォトフェイシャルできれいにできます。しかし、25歳以降の女性のシミでは、レーザーあるいはフォトフェ
イシャル治療後4週間は幸せなのですが、4週後より色素沈着が生じてきます。このため何度も治療を繰り返すことになりますが、かえって色素沈着が強くなり
トラブルとなります。
<<複合治療の必要性>>
これらの問題点を解決するためには、レーザーやフォトフェイシャル治療だけに過大な期待を持たないことです。毛利元就の三箭の教えのように、1つの治療にこだわらずにいくつかの治療を組み合わせた複合治療が、安全で非常に効果的です。
当院では学会で発表済の最新の複合治療を提供しています。
04/07/16
夏!(その2)シミ
一時期、日焼けした小麦色の肌がもてはやされましたが、最近では美白がブームとなりsun screen は必需品となりました。
このsun screenには紫外線防止効果(SPFとPA)の表示があります。
紫外線防止効果については、1992年にSPF、1996年にPAに関して日本化粧品工業連合会が測定法を制定し、さらに2000年1月1日よりSPF測定法基準を改定し、SPFの上限値を50+と設定しました。
私は北アルプスによく出かけますが、自分の腕でsun screenの効果について実験したことがあります。確かに、その効果については侮れないものがありました。
目的に合わせた製品を選ぶために、sun screenの成分に(1)紫外線散乱剤、(2)吸収剤(UVB吸収剤とUVA吸収剤とがある)がありますので、紫外線散乱剤とUVB吸収剤とUVA吸収剤の3項目について購入する前に確認しましょう。
それでは皆様、準備を整えて夏をenjoyされてください。
- 北アルプス
- 北アルプスの天然岩魚
04/06/12
夏、間近!(その1)脱毛
脱毛は、皮膚、毛の性質が異なるため1種類の脱毛レーザーでは対応できません。
通常の脱毛レーザーではトラブルになる可能性が高いので日本人にあった脱毛レーザーが必要です。
実際に日本人の皮膚に安全かどうかを動物とヒトで検証しました。この結果は学会発表をしています。(ホームページで、私が撮影した病理組織顕微鏡写真を参考にされてください。)
太い毛を脱毛するように設定された脱毛レーザーでは、多くの場合、ある程度毛が細くなると脱毛レーザーに反応しなくなり脱毛効果が得られなくなります。一種類の脱毛レーザーでは細い毛までは対処できないのです。
患者様に十分満足いただける脱毛を提供するには、3種類の脱毛レーザーが必要と考えています。
04/04/15
学会に参加して
4月8日京王プラザホテルで開催された第47回日本形成外科学会学術集会に参加・発表してきました。今までにメラニン系疾患の研究と新治療法の開発について発表してきましたが、今回はニキビを完全にあっという間に治すことができる新治療法を開発したので発表してきました。実際に治療を受けている患者様の満足度は高いものがあります。
レーザーセッションの発表は、毎回あふれるほどの人気があります。これも時勢なのかと感じました。
今回の学会でやはりと納得いったことがありました。それはレーザー治療に従事している医師の方々にいつも申し上げていることなのですが、『すべてのレーザー・レーザー類似機器はシワ取り効果がある。しかしシワだけに効果があるレーザー・レーザー類似機器というとウソになる。』とういうことです。
過去にクールタッチレーザー、Nライトが効果に疑問ありとされてきましたが、今回の発表でサーマクールが同様にその効果を疑問視されました。このような厳しい評価に答えられる機器が、近い将来登場することに期待したいものです。